Bayerstr. 10, Muenchen, 80335 Germany
TEL 49 0 89 83 93 290
http://www.intercityhotel.com/aw/InterCityHotel_Muenchen/~bwhb/

● 2009年8月23−24日
 23日はLeipzigで目覚めて、市内を観光する。24日昼にはAugsburgに着いていなければならない。Leipzigからでは遠い。途中の街に宿をとる手もある。だが街を見て回る時間は少ない。それならば、DB(ドイツ鉄道)にできるだけ長時間、できるだけ長距離を乗るために、Muenchenまで行ってしまおうと考えた。
 それでも、Muenchen は寝るだけになるので、駅の近くがよい。駅の近くなら当然、Intercity Hotel があるはずだ。検索したら駅のそばもそば、駅構内にあると言ってよい。日本式にいえば、改札口を出る、正面玄関ではなく、右側の玄関を出て、すぐ左に折れるとそこにある。
 下の写真の建物(これは苦肉の合成写真。道路に面する外壁は直線である)の裏がミュンヘン中央駅だ。東京ステーションホテルのように、駅構内を見渡せる部屋があるかどうかは確認できなかったが。
 今回調べた街のIntercity は朝食込みのプランを設定してなかったが、ここにはあった。朝食は結構高額だが、朝食付きプランを申し込んだ。
 中央駅に到着した時間帯には、I CEが次々と到着した。その様は圧巻であり、大いに興奮した。友人と一緒にホームを走り回った。


■ チェックイン
 写真上部に見える入り口が玄関。中央の通路の突き当たりが、フロント・カウンター。右側のテーブルの奥にレストランがある。
 到着したとき、日本人の親子が手続を終えたところだった。左のソファに腰をおろす両親と視線が合い、思わず会釈をした。声が出ないところが日本人か。息子が明朝の食事の話をしていた。つぎにあったら声を出そうと思う。
 わたしの手続はカタカナ英語の単語の羅列で済んだ。友人が指摘して、市内公共交通機関の1日無料乗車券をもらった。もう夕方だが、ナチスゆかりのホーフブロイハウスへ行くのに使える。


■ 客室
 古びたエレベーターで3階へ上がる。友人は隣室。カードキーの挿入に手間取っていると、通りかかった現地人カップルの男がこうやるのだと教えてくれた。これが知人が言っていた「お節介なドイツ人」? 悪い感じはしない。
 外観も廊下も室内も、新しくはないけれど良く手入れがなされている。
 写真左はドアを開けて見える光景。右は窓際からドアを見る。ブラウン管テレビ、いまは懐かしい。


 ベッドの上に毛布が畳んで置いてある。シングルだが、よく眠れた。ベッドの足下にあるのが、クローゼットというか、収納棚。セーフティ・ボックスも入っている。



 洗面台。陶器製で旧型客車のそれを思い出させる。これだけ大きいと洗濯ができる。左の赤い容器からは石鹸液が出てくる。


 ひげそり用の鏡、ティッシュも付いている。バスタブはなし。二方向からの引き戸をカドで合わせる。水圧は十分だった。


 部屋に冷房があり、室温を快適に調整できた。バスルーム内のこのパイプは、スチーム暖房のそれらしい。ミュンヘンは札幌と同じ緯度なので、冬は寒いのだろう。
 デスク前の壁に鏡がない。テレビの下に冷蔵庫が、中は空っぽ。


■ 窓からの光景
 トラムが見える。二重窓になっており、走行音は聞こえない。写真右は向かい側のホテル。名前は読み取れない。


■ 朝食
 部屋番号を確認されたかな。席への案内はない。コーヒーはポットで席へもってくるが、紅茶は自分で煎れる。料理の種類は豊富とはいえないが、十分にある。皿やグラスの補給が遅い感じ。スタッフはあいさつもなく、黙々と仕事をしている。隣の席に来た英語人はわたしらにあいさつしたよ。客は愛想良いのに、不思議なことだ。
 エレベーターで同じ階から日本の若者と同乗。わたしから声をかける。照れくさそうに返ってきた、あいさつが。日本人はあいさつ下手。わたしは「お節介なおじさん」?

■ チェックアウト
 インとは別のきちんとした服装の男性。カタカナの単語を並べて終了。もう一泊する友人は、今日の分の1日乗車券を請求した。すると、昨日の券を出させ、手書きで日付を書き直した。友人曰く、「ドイツ人って、仕事がいい加減だよなぁ」。

日本人客が多い。チェックイン時に出会った日本人家族。夜帰館した際、わたしたちと入れ違いに息子が帰っていった。留学でもしているのだろう。
 日本でいえば普通のビジネスホテルだが、バスルームとの間に段差はない。請求書も内容を確認させ、畳んで手渡してくれたので、わたしの基準では一流ホテルの範疇に入る。
 部屋が狭くないのは、ドイツ人の体に合わせて作ってあるからだろう。(09.09.23記)